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worm gear

worm gear

 今更おかしいというのも変なくらい定着してしまっているのが「ウォームギヤ」です。

 

 最近、明細書にこれが出てきたので再認識しましたが、英語ではworm gear なので、「ワームギヤ」が正しく、「ウォームギヤ」ならwarm gear、すなわち、「(摩擦等)で暖まった?ギヤ」という意味になってしまいます。この「ウォームギヤ」は、日本の技術者が、英語をローマ字風に読んでしまい、何時の間にか、それが業界で完全に定着してしまったという一例なのでした。

 

 アメリカ人の特許弁護士を交えて、英語で特許侵害問題対策を議論していた席上、或る日本人弁理士が何度も「ウォーク」と発音しました。しかし、文脈からしてwalk のはずはなく、意味は「機能する」でなければならないので、 この弁理士は、work を「ウォーク」と発音しているのだということが分かりました。Attorneyが「アトーニー」になってしまうのも、同じ伝なのでしょう。

 

 もともと、言葉というものは、耳で聞いて覚えたはずです。耳で聞いたとおり、素直に表示すればよいのです。

 

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