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ケース4:金の亡者のような某国代理人

日本は、アジアに位置しているものの、生活水準から見れば、欧米の国と肩を並べるまでになっています。

 

 アジアの他の国は、日本から見れば、賃金・物価等の水準は、5分の1から10分の1程度のはずです。

 

 しかし、日本からこれらの国に特許出願すると、これらの国の代理人が請求して来る手数料は、優に欧米と肩を並べる水準です。そうだとすると、外国からの特許出願を扱うというだけで、彼らは優雅な生活をしているはずです。

 

 それなのに、こんなところまでというような、請求をして来ます。

 

 例えば、審査請求をすれば、いずれ審査が始まるのは当然なのに、審査が始まった旨の連絡手数料といって、8千円程請求して来ます。しかし、実はその前に、審査請求をするについて、数万円の手数料の請求をしているのです。それで十分のはずであり、その上、審査が始まった旨の連絡手数料なるものまで請求するとは、それ程金が欲しいか!といいたくなります。このような請求書は送り返し、撤回して貰うことにしています。

 

 また、アジアの他の国では、異議申立のための公告制度をまだやっているところがあります。そして、審査の結果、「公告決定」になったといって、その連絡手数料を請求してくる代理人がいます。これも、この程度のことでいちいち請求するな!と送り返すことにしています。

 

 100万円の請求書も1万円の請求書も作成する手数は同じです。故に、少額の請求書は手数を掛けるだけですから、他の機会にまとめて請求するか、或いは既に請求した手数料の範囲に含まれているとしたほうが効率がいいのです。

 

 アジアの国々からのこれらの請求書を見ていると、金がほしい!という呻き声が聞こえるような気さえして、うんざりします。

 

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