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喫煙は・・・

喫煙は・・・



喫煙は緩慢な自殺である。

どなたの言かは知りませんが、よくぞ言ってくれましたです。

喫煙が体に毒であることは最早疑いの余地のないことであるはずです。それでも、敢えて煙草を吸うということは、覚悟のうえで、(緩慢な)自殺をしているのです。

こういうことを言うと、それは分かっている、しかし、喫煙には、体に悪いこと以上に、ストレス解消というような、精神的にいいことがあるのだという反論が必ず返って来ます。

しかし、ちょっと待てです。

気分転換とか、ストレス解消が本当はほしいのなら、ほかにいくらでも方法があるのでは?と問いたいのです。

気分転換とか、ストレス解消のためと称して安易に喫煙に走るのでは、余りに工夫がなさすぎます。もっと頭を使って、体に害のない(且つ、他人に迷惑をかけず、環境も汚さない)、自分なりの気分転換、ストレス解消法を考え出しさえすればよいのです。

かくいう自分も、かつてはスモーカーだったので、何とも馬鹿なことをしていたものですが、緩慢な自殺の志願者が一人でも減ることを願うものです。

(2003・2・19付記:2月18日の新聞に、ジュネーブでの「喫煙の規制に関する条約についての国際会議」における日本代表の規制反対?の言動が報道されました。日頃は、もっぱら大勢迎合を旨とする日本代表が、珍しいことをするものです。煙草の製造・販売は、この国では「準国営」なので、煙草の売上と税収を確保することのほうが国民の健康より重要と見えます。この国は、喫煙の規制に関しては「後進国」どころか「野蛮国」だとの医師会会長の言に同感です。なお、オーストラリアでは、煙草のパッケージには、「喫煙は人を殺す」とあり、カナダでは、「喫煙は癌を起こす」とあるとのこと。それでも吸うなら納得して吸え、ということでしょう。)

(2003・6・20付記:養老先生の「自殺装置」と題するエッセイの中に、「私は、むやみにタバコを吸う。その一本一本が、じつは『棺桶』の釘であるということは本人がよく知っている。」とありました。そこで、一句。「その一本! 自分で打ち込む棺桶の釘」

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