ベルトコンベヤー
ベルトコンベヤー
大和書房発行、ティム・ヤング著「その英語、通じません!」によると、「ベルトコンベヤー」は、ネイティブには、「ベルトを運ぶコンベヤー」という意味になり、日本人が考える「ベルト製のコンベヤー」にはならないとのことです。
今や完全に日本語になってしまっている感のある「ベルトコンベヤー」ですが、これも和製英語であったのかと思い知らされました。
この場合、正しい英語は、単語を逆に並び替えたconveyor beltです。
そこで、気になって、特許庁商標課編の「商品及び役務の区分に基づく類似商品・役務審査基準」における商品の英訳を調べてみたところ、belt conveyorは言うに及ばず、chain conveyor、roller conveyor、screw conveyor、bucket elevatorと、和製英語が続出していました。 ネイティブによるチェックは受けていないことが分かります。
ついでに、腰に付ける物入れである「ウェストポーチ」というのも何か変だと思って調べてみると、正しくは、waist pouchなので、 かたかなで書くなら「ウェストパウチ」でなければなりません。「ポーチ」ならporchなので、 「玄関」になってしまいます。