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林秀彦氏の著作

林秀彦氏の著作(ジャパン、ザ・ビューティフル、日本を捨てて日本を知った、ココロをなくした日本人、悲しいときの勇気-日本人のための幸福論・・・)

林秀彦氏の本については、もっと早く紹介する積もりだったのに、ずるずると遅れてしまいました。醜く変わり果てた祖国を見限って、オーストラリアに移住して約15年、同氏は、数年おきに、外から見た「日本論」を本にして発表して来られました。そのどれもが、強烈な共鳴をおぼえるものでした。同氏の持論は、日本人よ、独立国の国民としての気概を持てということであり、アングロ・サクソンは日本人にとっては不倶戴天の敵と知れ、というものです。

アングロ・サクソンにとっては、日本人はまさに「カモネギ」であり、同胞が彼らに好きなようにしゃぶられ、虚仮にされているのは、同氏には、はがゆい限りのようです。(最近も、ベッカムとかいうイギリス男がやって来て、5日間の滞在で20億円を稼いで帰ったそうですが、味をしめて8月にまた来ると言っているとのこと。)

同氏について書かねばと思ったのは、最近、「悲しいときの勇気-日本人のための幸福論」という近刊を見付けたためでした。本を書いて同胞に訴えるだけでは効果がない、と思われたのでしょう、この春、オーストラリアの家を売り、日本に帰り、「ロシナンテ号」と名付けたワゴンで、沖縄から北海道まで行脚することにしたのだそうです。途中で死ぬことも覚悟の上とのこと。言葉にも人を動かす力はありますが、行動には及びません。68才にして、残りの人生を安楽に過ごすことを拒否した同氏の生き方は、確かに人を動かします。

近刊では、ドン・キホーテ(見果てぬ夢)と吉田松蔭について書かれていますが、吉田松蔭の辞世の句は、同氏の心境も語っているようです。

身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちるとも とどめおかまし大和魂

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