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政府に・・・

政府に・・・



政府に何かして欲しいなんて一切思っていない。邪魔してくれなければいい。

これは、3月11日の読売新聞の「展望台」という欄にあった、日本電産、永守社長の言です。討論会で、竹中大臣に向かって、こう言ったのだそうです。

製造業の一部の会社が史上最高益を出してはいても、日本経済が、総体としては停滞から抜け出すことができない理由の一つが、「官に頼る」という情けない体質のためだと思います。これは、表向きは「自由主義」経済でも、実は、深く、社会主義、共産主義思想に蝕まれているこの国の実態と関係があるようです。

「邪魔してくれなければいい」で思い出したのが、養老先生の「都市主義の限界」にあった、「現代社会を動かしているのは、本質的には経済と科学技術であって、政治は要するに両者の邪魔をしているだけのことである。」という名言でした。邪魔するだけで、結果責任は問われないのですから、政治家ほど気楽な稼業はないのではないでしょうか?

この記事の中で、永守社長は、「今は優秀な人材をとりやすく、系列取引や情実取引もなくなりました。こんないい時代はありません。半世紀に一回もないほどのチャンスです。」とも言われています。

他人事ながら心配なのは、こういう凄い人の後を継げる人がいるのだろうか?ということです。

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