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ペーパーサイズストーリー

ペーパーサイズストーリー

 或る日、A4サイズで提出用書類を作成し、米国代理人に送付した。ところが、出願完了後に送られて来た提出版の控えを見ると、無惨にも、下側が約2センチ切り取られていた。お陰で、ページナンバーは消えてしまい、図中の符号の一部も消失という情けない姿になっていた。

 

 アメリカの正式書類の大きさは、A4サイズと比べると横が約5ミリ大きく、上下は約2センチ小さい、というサイズになっているためである。

 

 このA4サイズというのは、もともとドイツの規格らしいが、アメリカも、これを採用できないものか。せめて、標準的な紙のサイズという基本的事項くらい、日米欧で一致してほしいからである。

 

 しかし、「メートル法」という、基本中の基本さえまだ採用していないアメリカのことであるから、「インチ」という単位に関係があるようにおもわれるこのペーパーサイズについて、A4サイズが採用される日は何時か来るのであろうか?

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