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映画に学ぶ

その3

 ティファニーで朝食を

(2014・3・10)

 YOUTUBEで「ティファニーで朝食を」の終わりの方を見ていたら、ブラジルに行こうとするホリー(オードリー)に、それを止めさせようとするポールが、“You belong to me.” と言ったのにはビックリした。男が女に、こんな言葉を吐くのは、初めて聞いた。そして、こんな激しいプロポーズの言葉があるのか!と、納得した。

 ところが、それからしばらくして、映画「羅生門」を見ていたら、多襄丸が女に、「俺のものになると言ってくれ!」というシーンに遭遇した。これは、“You belong to me.”と同じではないか!洋の東西を問わず、同じことを言っている!と、また、驚いた。

 さらに、ネット検索してみたら、1952年に世界的に大ヒットした、Jo Staffordの歌“You belong to me.”が出てきた。これは、世界中を旅して回っている男に、女が、「あなたが帰るところは私だっていうことを忘れないで。」と呼びかけているもの。“You belong to me.”には、このような意味もあるらしい。

 次に、The Policeの、“Every Breath You Take”(見つめていたい)にも、“You belong to me.”が出てくる。これは、一般的には、男が、別れた女に、「戻って来てくれ。」と呼びかけているものと解されているが、この歌は、管理・監視社会のことを歌っているのであるという異説もあるらしい。そうだとすると、この“You belong to me.”は、「お前は、この管理・監視社会から逃れることはできないのだ。」ということを言っているのであろうか?

(2014・4・28付記):
 The Turtles の Happy Together という歌の中に、You belong to me. を見つけた。歌詞は、

 If I should call you up
 Invest a dime
 And you say you belong to me
 And ease my mind
 Imagine how the world could be
 So very fine
 So happy together

 ここでの you belong to me は間接話法であるから、彼女は、ボーイ・フレンドに I belong to you. と言ったことになる。しかし、女の子がボーイ・フレンドに、I belong to you. なんて本当に言うだろうか?I’m yours. なら言いそうな気もするが。

(2015・4・17付記):
 立川談四楼著「声に出して笑える日本語」の中に傑作な話が載っている。

 口喧嘩をしていた若い男女のうちの男の方が、突然、「オレはお前の女だろ!」と叫んだというのである。

 これは、You belong to me, don’t you? と言うべきところで、I belong to you, don’t I? と言ってしまったのである。

 自分と相手を取り違えるのは、良くあることで、仕事の場面でも、準備書面に、原告と被告を取り違えて書いて、恥をかくことは、良くある。他人事ではない。

(2015・5・19付記):
 名作「雨月物語」(1953)で、滅亡した大名の姫君の死霊に導かれて幻の館に誘い込まれた焼き物売りの男に、姫君が、「もう、あなたは私のものになりました。」と言う。

 これは、女の方から男に、Now, you belong to me. と言っている訳で、立場が逆なのが面白い。

(2015・6・24付記):
 The Sound of Music (1965)の終わりに近い方で、Maria と長女Liesl が、Sixteen Going On Seventeen をデュエットする。その中に、Lo and behold you’re someone’s wife. You belong to him. とある。

 英語国では、結婚して夫婦になると、お互いに、You belong to me. という関係になるらしい。




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