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コラムCOLUMN

ハートフル

 2015年3月17日の読売新聞朝刊に、全一頁で、「みずほ ハートフル アクションはじめます。」と大々的に広告がされていた。

 ビューティフル、ワンダフルという英語に好感があるためか、日本では、「ハートフル(heartful)」というと、「心のこもった」という意味に誤解されているらしい。しかし、ハートフル(heartful)という英語は存在しない。正しくは、hearty 又はheartwarmingである。

 困ったことに、ハートフルには、hurtful(傷つける、有害な)という正しい英語が対応していて、全く逆の意味になる。

 全国紙に全一頁の広告を出す費用は約五千万円とのことである。そんな費用をかけてこんな広告を出していいのか、事前にチェックするシステムがあって然るべきである。

(2015・4・3付記)
 研究社の新英和大辞典のような大型の辞書には heartful は登載されているので、heartful という英語はない、とまでは言い切れない。

 この点、native に確かめたところ、「heartful 何とか」というのは理解できる、しかし、このような場合、現代では、「heartfelt 何とか」と言うのが普通で、heartful は殆ど使われない、とのことであった。

 一方、hurtful の方は普通に使われるので、native が「ハートフル何とか」というのを見たり聞いたりしたら、「hurtful 何とか」を思い浮かべてしまうらしい。

 日本に良く来るnative の人が、巷に広告で「ハートフル何とか」が氾濫している状況(ハートフルルーム、ハートフルデンタルクリニック、ハートフルタクシー・・・の如し。)には違和感を感じると言っている。

 益々多くの外国人が日本にやって来る時代なのだから、「ハートフル何とか」はやめた方がいいようである。




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